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言われたことを気にし過ぎちゃう…。そんなあなたには“顔が粉まみれになるアメ食い競争思考”のススメ

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 言われたことを気にし過ぎちゃう…。そんなあなたに“顔が粉まみれになるアメ食い競争思考”のススメ

2022.07.24

ガンバラナイクリエイター、おのすんと申します。 小さい頃から頑張りすぎて、なんのために頑張っているのかわからなくなり、ついに過労で倒れた経験から自分を大切にする「ガンバラナイ生き方」を発信しています。今回の相談者さんは「人から言われたことを気にし過ぎちゃう…」というお悩みです。

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連載:おのすんのガンバラナイための人生相談

相談:人から言われたことを気にし過ぎちゃう…

イラスト

(佐賀県 39歳 ナナミ)

人から言われたことを気にし過ぎて、気に病んでしまいます。

例えばこの間は上司に「いろいろ言われても凹まないで強いよね」と言われて、褒められてるんだか、けなされているんだか。
うまく受け流して、もっと楽しく明るく生きていきたいのですが、寝る前に思い出してしまって眠れない毎日です……。

どうか良いアドバイスをよろしくお願いします。

「気になるけど気にしちゃダメ!」それって、なんていうかブレーキとアクセル同時に踏んでないか?

回答

いや〜、わかります!私も生粋の「気にしい」でして、3日前にあった出来事のことをちょうど思い出してました。実は、夫のお友達数人と焼肉に行ったんですよ。で、そこでの私の言動行動のアレコレが無礼でなかったかとか、特に何があった訳でもないのに、なんとなく気にしてました。

よく聞くアドバイスで、「気にするな!そして考えるな!」って言うのがありますけど、「それができたらとっくに悩んでないわ〜」って思いません?でも大丈夫です。私に任せてください!私はそんなあなたの味方です。

気にしいは気にしいでも、私がやってるのはちょっと異端児的なことかもしれないです。私はただの気にしいじゃないんです。私がやっているのは、早い話が「気にし尽くす」ってことなんですよね。

昔の運動会の、とある競技で例えてみます。小麦粉か片栗粉かわかんないですけど、なんらかの白い粉のトレーの中に顔突っ込んで、中の飴玉探す競技って知ってます?この競技って表面をまさぐっていると、ただただ顔が汚れるだけですけど、逆に思いっきり顔を粉につけ込んで深く探すと、飴に辿り着けます。それと、同じじゃないですかね。

「気にしちゃダメだと思うのに、気になる〜」って感じで気にしてるときって、ある意味すごく中途半端なんですよね。「気になるけど、気にしない、でも気になる」ってブレーキ踏んだり、アクセル踏んだり、「結局どっちなん?」ってきっとそれじゃあ脳みそを混乱させちゃってます。

その状態だと、表面をサラサラーって撫でて、はい終わりくらいな感じで、結局何にも辿り着けないんですよね。自分としても消化不良だし、余計に後々気になりません?

でもですよ、気にするんだと一旦決めてしまえばどうでしょうか。「私、飴にたどり着くまで徹底して探します!」的な勢いでストイックに気にし抜けば、必ずや結論に辿り着けると思うんですね。「結局あの人が言いたかったのはこういうことだったんかもね。じゃあ私、今後はこうするわ!」みたいな自分なりの結論が発見されるんです。きっとこれが大事なんではないでしょうか。

「気になっちゃう」、それ自体を悪いこととされてますけど、本当にそうなんですかね?私的に気になるってのは、ちゃんと人の話を聞いている証拠だし、ちゃんと考えようともしてるし、これ自体すごくいいことだと思ってるんですよ。逆に気にしないタイプの人って、周りを見れてなかったりする行動や、配慮が足りない発言とかも多い気がします。

私はこんなふうに気になること自体良いことだと思ってるので、気になったときは「ナイス気にしい!」と思ってすかさず考え抜いてますね。ただの気になる〜では終わらせないです。飴玉でも例えはなんでもいいけど、自分なりの「ご褒美」が見つかるまでやってますね。

ご褒美さえ見つかれば、頭も心も納得するので、クヨクヨ考えるのもひと段落します。悩んで出した自分なりの結論は、その後の人生をかけて検証され、そしてときに修正され、そうやって世の中を進んでいけばいいのかなぁと思ったりします。いかがですか?これで夜眠れるようになりそうじゃないですか?

この度はご相談いただきとっても感謝です!何事も気にしがちなもの同士だからこそ、伝わるところがあれば〜なんて思ってます。「気にする性格でよかった」とかすぐには思えなくても、少しでもこの性格のメリットなりなんなりにじーんとくできる機会があれば私としては嬉しいんですよね。またのご相談、お待ちしております。後日談もまたお待ちしておりますよ。ありがとうございました!

 

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おのすん

コラムニスト。「わたしはもう、がんばらない」をキャッチコピーに、主にインスタグラムで活動中。無理しすぎる人や、我慢しすぎる人に寄り添う発信をしている。自身もかつては、重度の頑張り屋さんであった。

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