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【毎日息子を叱る先生】理不尽な状況…。子どもを守るために親として出来ることはある?

家族・人間関係

2024.03.12

ガンバラナイクリエイター、おのすんと申します。 小さい頃から頑張りすぎて、なんのために頑張っているのかわからなくなり、ついに過労で倒れた経験から自分を大切にする「ガンバラナイ生き方」を発信しています。今回の相談者さんは「【毎日息子を叱る先生】親として出来ることはある?」というお悩みです。

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連載:おのすんのガンバラナイための人生相談

相談:【毎日息子を叱る先生】親として出来ることはある?

イラスト

(静岡県 49歳 森のくまさん)

小2息子の担任の先生は学年主任を務めるベテラン女性教諭です。
しかし息子はこの先生と相性が合わず、毎日のように注意されるようで、学校から帰宅するたびに先生への不満を言っています。

何人かでしゃべっていたのに息子だけ「うるさい!」と怒られたり、休み時間にケガをして保健室で手当てをしてもらっていたため教室に戻るのが遅くなったのに「遅い!」と怒られたり、
一生懸命つくった作品を「雑!ヘタ!」と言われたりしているようです。

今まで息子には、先生のことは否定せず、息子がこう伝えれば良かったんじゃないかな?という風に話し、なだめてきました。

しかし先日息子の友達が、「A君(息子)は先生に毎日怒られてるよ!僕はまだ1回も怒られたことないけどね」と私に教えてくれました。

連日怒られているのが息子だけなのではないかと知り、愕然としました。
先生と子どもの関係を改善するために、親として何かしてあげられることがあれば何でもしてあげたいです。
よきアドバイスをお願いいたします。

理不尽に怒られているなら、一度先生と話をしてみては

回答

なるほど、息子さんが担任の先生とウマが合わないというご相談ですね。毎日のように先生に怒られているとのこと、息子さんも辛いことと思います。

私が、気になったのは息子さんだけが怒られているという点です。それに、その内容も、やや理不尽に感じたのは私だけでしょうか。

何人かで喋っていたのに息子さんだけが怒られたり、作品を「下手」などという表現で怒られるのは、私は先生が間違っていると思います。このように、理不尽に怒りをぶつけられている状態がこれからもずっと続くのは私は心配でなりません。

実は、私が中学校の時も、理不尽な先生がいました。授業中も特定の生徒を怒ったり、かと思えば別の生徒をたくさん褒めたり、人によって態度を変えている先生がいたんです。

自分は気に入られている方だったので、私自身が被害を受けたわけではありません。でも、私は、理不尽な場面を見るたび、なんとかしたいと思いつつ、生徒の立場でできることがわかりませんでした。今でも、それについて後悔することがあります。

よくよく考えてみると、学校で怒られるってまるで「密室」で怒られているのと一緒なんですよね。基本的に授業というのは先生1人と生徒たちで行われてますよね。そこにいる大人は先生だけで、他に適切な判断ができる大人は他に誰も存在していないんです。

もし、会社なら、理不尽に怒られていても、他に見ている大人がいますよね。だから、密室じゃないんです。もっと、上の上司に相談することもできます。

でも、学校の授業は実際に状況を目撃している大人がいません。だから、もし理不尽に息子さんが怒られているのが事実ならば、親が出ていくしかないと思うんですよ。

理不尽に怒られる、というのは息子さんにとって大変なストレスだと思います。本来怒られるべきことじゃないことで怒られるのは、心に傷を作るだけです。私が今、一番心配しているのは、この状態を放っておいて、息子さんに具体的な身体的精神的症状や、また不登校などになってしまうことです。

学校出典:stock.adobe.com

学校というのは、先生が上、生徒が下、という絶対的な立場の違いがあります。先生がその立場を利用し、理不尽に息子さんを怒っているのだとすれば、それは許されることではありません。その上下関係を考えると、息子さんと先生だけで状況を改善するのはかなり厳しいと言わざるをえません。

だから、息子さんから今一度状況をよく聞き、状況によってはぜひ担任の先生と親とで話し合う場をもってほしいと思うのです。もし、担任の先生から話を聞いたら、また何か事情があるのかもしれません。それは話し合うまでは分かりません。ぜひ、先生と一度話し合ってみてください。

ご相談ありがとうございました。場合によっては、ママ友に相談してみるのもいいかもしれませんね。「あの先生は、実は〜」など、新しい情報をもらえるかもしれません。どうか1日でも早く息子さんが元気に楽しく学校に通えるようになるといいですね。ご健闘を祈っています。

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著者

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おのすん

コラムニスト。「わたしはもう、がんばらない」をキャッチコピーに、主にインスタグラムで活動中。無理しすぎる人や、我慢しすぎる人に寄り添う発信をしている。自身もかつては、重度の頑張り屋さんであった。

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