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婚活が上手くいかないのは相手との「価値観の違い」が本当に原因?#ガンバラナイ人生相談

カルチャー

2021.10.31

ガンバラナイクリエイター、おのすんと申します。 小さい頃から頑張りすぎて、なんのために頑張っているのかわからなくなり、ついに過労で倒れた経験から自分を大切にする「ガンバラナイ生き方」を発信しています。今回は「婚活を3年がんばっているがもうダメかも」という相談者さんからのお悩みです。

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連載:おのすんのガンバラナイための人生相談

相談:婚活を3年がんばっているがもうダメかも…。

イラスト

43歳です。かれこれ3年間婚活をがんばっているのですが、合う人に出会えず交際にいたっていません。
結婚相談所やマッチング系アプリなどを試して、デートまでは行き着くのですが数回会って「この人合わないな……。」で終わってしまいます。
ときにはお相手から「いいひとだけど、価値観が合わない」と言われ終わることも。

最近いい感じになった人もいました。
その人は5歳年下で38歳。わたしが好きなイタリアンのお店や、海などに連れて行ってくれる気が使える方でした。
しかしある日急に「歳が5つ離れてると、話があまり合わない」と言われダメになってしまいました。

早く結婚して両親を安心させて、わたし自身一人の生活を抜け出したいのに、一向に「結婚」する未来がみえません。

どうしたらいいでしょうか。

(広島県 43歳 サクラ 正社員)

婚活の前に友活アリ!「価値観」の問題はじっくりと

回答

婚活をやっていてうまくいかないと、自分個人が否定されているような気持ちになったりしますよね。新しい人に会うのは精神的にも体力的にも疲れますし、俗に言う「婚活疲れ」なのかもしれません。

ただ、一つだけ気になったのは「価値観」についてです。価値観が合わなかったと言われたり、そう自分が思ったりしたとありました。それはどんな価値観だったのでしょうか?何に対するどういう価値観が違い、それがどうして受け入れられなかったのでしょうか?

価値観が合わないという言葉をよく聞きますが、個人的には少しざっくりし過ぎているという印象を受けてしまうんですよね。数回会ってわかったのは、価値観ではなくて表面的な「見た目や好み」だったのではないかなあと思うんです。人間は人それぞれ全く違います。その価値観というのは形成された経緯を含めて、知るのにそもそもかなりの時間がかかるものだと思うんですよ。

であれば、数回のデートで白黒付けようとするのをやめてみるのはいかがですか?友達作りから始める、要は「友活」から始めるのがおススメです。夫婦になる前に、恋人関係があり、その前に友達関係がありますよね。なんというか原点回帰とでもいうのでしょうか。

しかも、「まずは友達になりましょうよ」そのスタンスのほうが何かとお互いやりやすいと思うんですよね。まず、相手や自分へのプレッシャーが格段に減ります。こちら側に余裕が出ると思うんです。たくさんお友達を作って、その中からじっくり見極めていきませんか?その方が長い目で見たら絶対メリットが大きいと思います。

親を安心させるために焦るお気持ちはわかります。けれど、自分一人ではなくて誰かと一緒に過ごす、そんな人生を今思い描いているなら尚更です。結婚相手が一人いても、友達が10人いても、周りにいざとなった時頼れる人がいるという面ではきっと変わりません。ひとまず友活!少しだけ自分へのハードルを下げてみましょう。

相談者さんのお気持ちが少しでも軽くなったら嬉しいです。ご検討を祈っています。
 

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著者

おのすん プロフィール画像

おのすん

コラムニスト。「わたしはもう、がんばらない」をキャッチコピーに、主にインスタグラムで活動中。無理しすぎる人や、我慢しすぎる人に寄り添う発信をしている。自身もかつては、重度の頑張り屋さんであった。

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