回答:悲しいけれど事実「親と離れればこそ子は育つ」
子どもへの愛はとても伝わりました。大切な子どもと離れたくない、もちろんどんな親だってそうだと思います。
ただ残念ながら、子どもって親と離れた時に初めて成長するんですよね。いわゆる自立です。ぜひ自分自身を振り返ってみてください。学生時代一人暮らしする時、親元を離れ結婚する時、そんな時に人としてグンッと成長しませんでしたか?
だから、悲しいけれども、子どもの幸せを一番に考えるのであれば、親は自ら身を引くのがいいのだと私は思うんです。
親の幸せは、子どもが幸せであってこそ。つまり、子どもの幸せが大前提にあり、その上で親が幸せを感じるだと思います。そしてその順序は決して崩しちゃいけないと思うんですよね。
ご相談を聞いていると、どちらかと言うと親の幸せが少し先行しているように感じて、ちょっぴり心配です。子どもと離れたら不幸に違いない、と。それは本当にそうでしょうか?たしかに寂しいけれど、子どもがそれで幸せなら、親としては幸せなはずです。
もしそれで幸せだと感じられないのであれば、かなり強い言い方になりすみませんが、それは子への愛ではなく、自分への愛を大切にしてしまっているということなんだと思います。
ただ、それは悪い意味では全然ないです。現在は、まだ子どもが小さいとのことで、赤ちゃんが大きくなっていくように、相談者さんだって「親」になるという親への成長の過程にいらっしゃるのではないでしょうか。親になった時点で、「完璧で完成された親」になれる人はほとんどいないと思います。
だから、ぜひもう少しゆっくりと「親」になっていきましょう。合言葉はスローダウン!です。あまり先のことは考えず、今現在子どもにとって何が幸せか、それを考えて育児に取り組んでみるのもいいと思いますよ。健闘を祈っています。