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【夫と反抗期の息子の言い争い…】母の私は中立の立場を取るべき?

家族・人間関係

2025.01.21

ガンバラナイクリエイター、おのすんと申します。 小さい頃から頑張りすぎて、なんのために頑張っているのかわからなくなり、ついに過労で倒れた経験から自分を大切にする「ガンバラナイ生き方」を発信しています。今回の相談者さんは「【夫と反抗期の息子の言い争い】母の私は中立の立場を取るべき?」というお悩みです。

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連載:おのすんのガンバラナイための人生相談

相談:【夫と反抗期の息子の言い争い】母は中立の立場を取るべき?

夫と息子がいがみ合うイラスト

(京都府 52歳 ポテトサラダ)

14歳の息子が現在反抗期の真っ只中で、家族の関係がぎくしゃくしています。
特に、夫と息子が頻繁に言い争うようになり、そのたびに家の中の空気が悪くなってしまいます。
息子は些細なことでも父親に反発し、夫もそれに対して感情的に反応してしまうため、口論がエスカレートしてしまいます。
たとえば、夫が『勉強しろ』と言えば息子は『うるさい、分かってる!』と怒り返し、ついには物を投げたりすることもあります。
私は母としてこの状況をどう収めるべきか悩んでいます。
夫にも息子にもそれぞれの言い分があるのは分かりますが、息子の気持ちを優先しすぎると夫が不満に感じるし、夫の味方をしすぎると息子が私にも反発するのではないかと心配です。
家庭の雰囲気を良くするために、やはり中立の立場を取るべきなのでしょうか。

まずは、反抗期が来たのを喜ぶことから始めよう

回答

反抗期の息子さんが旦那さんと喧嘩が絶えないんですね。中立の立場をとるにも、どうやってとったらいいのかというお悩みです。確かに、どんな立場でその場にいたらいいのか分からず、難しいですよね。

ただ、私がまず1番初めにお伝えしたいのが、「おめでとう」という言葉です。「反抗期が来て良かったですね」と何よりお祝いしたいです。

「そんなことない、こっちがどんだけ大変か分からないのか!」と思われるかもしれませんが、理由を説明させてください。

反抗期は、お子さんがちゃんと成長している証ではないでしょうか。幼少期にイヤイヤ期とか、色々成長段階があるように、反抗期も成長段階の一つですよね。

反抗期の男の子出典:stock.adobe.com

でも、皆さんが反抗期を忌み嫌うのはなぜでしょう。それは、きっと子どもが大きくなってから反抗されるのが、親側にとって精神的に辛いことのように思われるからだと思います。

それでもなお、私は反抗期を赤飯を炊いていいくらい喜ぶべきだと思います。成長の一段階だし、これを通して親からの精神的「自立」という局面に移っていくからです。それって、すごく大きなことじゃないですか。

私の場合は、実は反抗期がなかったんですよね。正確にいうと、なかったのではなくできなかったんです。反抗したい気持ちはあれど、親を傷つけてしまうのが怖くて反抗できませんでした。当時、親は親で、仕事などがとても大変そうに見えて反抗できなかったんです。

反抗するのは、そして、反抗できるのは、親を信頼している証拠とも考えられます。反抗しても大丈夫だ、とある意味考えられているんですね。それだけ、頼れる親だということです。

私の場合は、結果、親からの自立がかなり遅くて25歳頃になってしまいました。それを、私は今とても後悔しています。反抗期をちゃんとやっておけばよかったなと、反省していますね。

だから、私は反抗期が来たことをまずは喜ぼうとお伝えしているんです。

その上で、立場についてですが、「どっちに味方するべきか?」というお悩みですね。私は、どっちにも味方しないのがいいと思います。意見を求められたら、ご自身の意見を言ったらいいと考えますが、基本的にはその場にいるだけでいいのではないでしょうか。

その場に、喧嘩に参加しない第三者がいるって大きいですよ。中立的存在です。二人の喧嘩は、いずれ反抗期の終わりとともに終わりが来ます。それまで、見守ってくれている人がいるというその存在は大きいのではないでしょうか。

もし可能なら、二人の愚痴聞き係になってあげてください。ただ、聞くだけでいいんですよ。それならできそうですよね。旦那さんと息子さんにとって、ちょっとでも愚痴を言って、息抜きができる相手が、家の中にいるのはすごくありがたいことでしょう。

子どもに寄り添う母親出典:stock.adobe.com

反抗期は、親側が大変だと悪者にされがちですが、子どもだって成長するのに一生懸命で大変なんです。安心して、成長を見守ってあげてくださいね。このマインドでいれば、だいぶ気持ちも楽になることと思います。

今回は、ご相談ありがとうございました! ご健闘を祈っています!

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著者

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おのすん

コラムニスト。「わたしはもう、がんばらない」をキャッチコピーに、主にインスタグラムで活動中。無理しすぎる人や、我慢しすぎる人に寄り添う発信をしている。自身もかつては、重度の頑張り屋さんであった。

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