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「セカンドパートナー」がいるって悪いこと?割り切った関係で夫婦関係が良好ならいい?

家族・人間関係

2024.12.10

ガンバラナイクリエイター、おのすんと申します。 小さい頃から頑張りすぎて、なんのために頑張っているのかわからなくなり、ついに過労で倒れた経験から自分を大切にする「ガンバラナイ生き方」を発信しています。今回の相談者さんは「セカンドパートナーがいるって悪いこと?割り切った関係で夫婦関係が良好ならいい?」というお悩みです。

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連載:おのすんのガンバラナイための人生相談

相談:セカンドパートナーがいるって悪いこと?割り切った関係で夫婦関係が良好ならいい?

浮気相手のことを考えるイラスト

(大阪府 48歳 花子)

数年前から私は夫との間に感情的な距離を感じることが多く不満を感じており、改善に向けて夫と何度か話し合ってきたのですが一向に変わらない状態が続いています。
そんな中、職場の同僚Aにランチや飲み会などで家庭のことを相談する機会が増え、いつしかAが心の支えになっていることに気が付きました。
お互い家庭を壊すつもりはなく、もちろん体の関係もありませんが、感情的には夫以上に近い存在に感じています。

ただ、こうしたセカンドパートナーのような関係を続けることが本当に良いのか分からず、不安があります。
夫婦関係を壊すわけではなく、むしろ心の余裕ができたことで夫に対して優しく接することができるようになった気もしますが、この選択が間違っているのではないか、後々問題が起きるのではないかという怖さがあります。
割り切った関係であれば許されるのか、それともやめるべきなのか、一番良い方法があれば教えてほしいです。

夫との間に未来はあるが、不倫相手との間に未来はない

回答

セカンドパートナーについてのお悩みですね。そもそも、セカンドパートナーはいても良いものなのか、この関係はやめるべきなのかを知りたいとのことです。

私は、セカンドパートナーという言葉にまず疑問を感じました。セカンドパートナーという横文字でなにやらもっともらしく聞こえますが、不倫相手と何が違うのでしょうか。私は、今の夫がパートナーであり、懇意にしている男性は「セカンド」とは呼べないと思います。

パートナーは一人です。親しい男性は不倫相手であることに変わりはありません。

そもそも、「割り切った関係なら許される」というのはどういうことでしょうか。不倫相手と例えばセックスをしてもお互い「割り切って」いればそれは許されるのですか? そもそも誰に許されるんでしょうか?

割り切った関係というのは、相手の家庭を壊さないという意味にとれますが、それに「未来」はありません。今後関係を発展させることもできないし、何か新しいものが生み出される訳ではありませんよね。だから、私は不倫はやめておいた方がよいと思います。

また、「許される」という点についても、旦那さんに許されていないと意味がないですよね。逆に、旦那さん以外誰に許してもらうのかな、とも思いました。

だから、今本当にあなたがやるべきことは、親しい男性との関係を望むのではなく、旦那さんとの関係を修復することでしょう。

Aさんが、辛い時にそばにいてくれる、聞いてくれる、ありがたいですよね。でも、それは傷の舐め合いにしかなりません。例えば同性の友達同士でもそうでしょう。

辛いことがあったら、話を聞いてもらうのはいいとは思いますが、それをずっと続けていても何も解決しないとあなたもわかっているのではないでしょうか。

今、旦那さんとちゃんと向き合って、感情的な距離を感じていることを話し合うことこそ、あなたがやるべきことです。

話し合う夫婦出典:stock.adobe.com

一向に変わらないのであれば、Aさんとの関係を深めるのではなく、旦那さんとの今後の関係性をまず第一に考えるべきなのではないかと思いました。旦那さんと別れるのか、今のままで関係を続けたいのか考えてみましょう。

夫婦関係を壊さずAさんと付き合う、というのは私には現実逃避にしか見えません。もし、Aさんが今以上の関係を求めてきたら、あなたはどうするのでしょうか? 相手ありきの話なので、自分一人割り切った関係だと思っていても、相手は違うかもしれませんよ。

もっと、慎重になって、不倫をしているんだという自覚を持ちましょう。そして、旦那さんとしっかり逃げずに向き合うことをしましょう。

旦那さんとの未来をあなたはどう描けるでしょうか? 感情的な距離を感じていても、まだ一緒にいたい存在ですか? 考えてみてください。ご健闘を祈っています。ご相談ありがとうございました。

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著者

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おのすん

コラムニスト。「わたしはもう、がんばらない」をキャッチコピーに、主にインスタグラムで活動中。無理しすぎる人や、我慢しすぎる人に寄り添う発信をしている。自身もかつては、重度の頑張り屋さんであった。

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