相談:【昇進したのに孤立】部下との距離が埋まらず苦しいです

(兵庫県 43歳 K子)
今年、職場で昇進してチームを任される立場になりました。
最初はやりがいを感じていたのですが、最近は正直しんどさの方が大きいです。これまで同僚だった人たちが部下になり、急に距離ができてしまって……。周囲から気を遣われているのも伝わりますし、以前のように気軽に話せなくなりました。
かといって上司にも弱音は吐けず、板挟みのような状態です。「ちゃんとリーダーらしくしないと」と思うほど空回りしている気がして、自信もなくなってきました。このまま続けていけるのか不安ですし、どう振る舞うのが正解なのか分かりません。
リーダーは必ずしも先頭を走らなくてOK。伴走者を目指してみて

今まで一緒の立場だった人の上に立つことになったのは、確かにきついものがありますよね。相当気も遣うでしょうし、そもそもどうやって引っ張っていったらいいのだろうと思い悩む気持ち、よく分かります。
そこで、私からの回答は、リーダーになろうとせずに「伴走者」を目指すことです。過去の自分の立場を無視して、急にみんなの先頭を走ろうとしなくていいんですよ。ただ、みんなと同じ横を走って誘導するイメージを持ってみてください。
昇進した、それは素晴らしいことです。でも、だからといって、急にリーダーらしくしなくてもいいんです。まずは、みんなを引っ張るという自分のリーダー像を塗り替えましょう。
みんなの横を走りながら、「こっちだよ〜」というだけでOKなんです。みんなが道を外れそうになったら、「そっちじゃなくてこっちに行こうよ」というように、声がけをしてみましょう。
リーダーが先頭を走れば、そりゃあどっちに向かって行ったら良いか分かりますよね。でも、横を走るリーダーであっても、みんなを誘導すれば同じところに辿り着きます。むしろ、横を走る方がみんなのことがよく見えて、みんなの実力をより活かせて、より遠くまで行けるかもしれませんね。
でも、「具体的にはどうしたらいいの?」ってなりますよね。具体的には、相手を認めること、そして一緒に考える姿勢のこの2点が大事だと思います。
まず、相手を認めるという点ですが、今まで同じ立場で働いてきたということは大きなアドバンテージとなります。
なぜなら、相手の能力や実績を間近で見てきたからです。仲間のことをよく理解しているということですよね。だから、まずは相手のことを認めて、積極的に頼ってみましょう。
この「頼る」という認識が大事で、その人に指示をするのではなくて、頼ることが大切なんです。「ここをこうしてもらえるとすごく嬉しいんですよね」とか、頼ってみましょう。
「自分が頼られる側にならなきゃ」と思うかもしれませんが、実はその逆。頼るリーダーでもいいんですよ。頼られて嬉しくない人なんていません。
そして、もう一つ。それが、一緒に考えるという姿勢です。リーダーだからといって、「これをこうしてください」と命令するのではなく、一緒に考えてみましょう。困ったときは、みんなに相談をして一緒に考える、そういう伴走者となるんです。
命令をするのは一方的ですが、一緒に考えるというのは一方的ではありませんよね。この寄り添う姿勢が、伴走者的リーダーのポイントになります。
これまでのところをまとめると、まず、従来のみんなを引っ張るリーダーにならなくてもいいから、伴走者になろうということです。そして相手を認め、一緒に考える、新たなリーダー像を取り入れてみてくださいね。
一人で抱え込むと辛くても、伴走者となればみんなが助けてくれるはずですよ。リーダーという言葉に縛られず、自分らしいリーダー像が見つかると良いですね。その参考に少しでもなっていれば幸いです。ご相談ありがとうございました。ご健闘を祈っています。

