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「夏休みの食費」は爆上がり?お金のプロが教える“食費を上手に節約する”方法3選

働く・学ぶ

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2025.07.23

お子さんがいるご家庭では、長い夏休み期間中、子どものランチを作らなければなりません。そのため、7月・8月は食費が上がってしまう傾向があるようです。今回は、夏の食費を少しでも節約する方法をご紹介します。

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夏シーズンの食費をチェック

まずは、昨年の家計調査から、夏にかかる食費についてチェックしていきましょう。2024年の家計調査(家計収支編二人以上の世帯月次)を見てみると、夏のシーズンの毎月の食費は以下の通りとなっています。

<2024年の1ヶ月の食費>

  • 6月:85,657円
  • 7月:88,548円
  • 8月:96,744円
  • 9月:87,688円

最も食費が高いのは、8月で約9万7000円です。ほぼ10万円かかっていることになります。夏休み前の6月と比べると、1万円以上アップしているので、やはり、夏休み真っ只中の8月は食費が高くなる傾向が見られました。

食費に悩む主婦出典:stock.adobe.com

食費を節約する方法3選

では、具体的に、食費を節約するポイントを見ていきましょう。今回ご紹介するのは、特に、夏休みでお子さんの在宅時間が長いご家庭では、おすすめできる節約方法です。

1. 大量に作って作り置き・保存できるメニューにする

まずは、おすすめなのは、作り置きメニューです。大容量で安売りされているお肉や、野菜などを活用して、大量に作っておくと、食品にかかるお金を節約することができます。まとめて作るので、光熱費や、洗い物に使う水の量なども節約できます。特に、夏休みはお子さんの在宅時間が長いので、すぐに「お腹がすいた」「ごはんまだ?」と言われたりすることも多いでしょう。カレー、シチュー、スープ、ラタトゥイユなど作り置きメニューは、温めるだけなので、時短にもつながります。

カレー出典:stock.adobe.com

2.デザートやおやつも自炊する

お子さんと一緒に、かき氷や手作りシャーベット、アイス、ゼリーなどを手作りしてみるのもおすすめです。毎日暑い日が続くので、子どもたちも冷たいおやつを食べたがることが多いでしょう。そこで、一緒にデザートやおやつ作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。猛暑日が続き、なかなか外に遊びに行けません。親子で一緒に台所に立って料理をすれば、家族の楽しい経験にもつながります。

かき氷を作る子ども出典:stock.adobe.com

3. 予算を決めて、子どもにランチを作ってもらう

さらに、お子さんに買い物から料理、片付けまで、すべてのランチづくりを任せてみるという方法もあります。メニューを決めて、それに沿った買い物をする、料理の手順を考える、盛り付けを工夫する、そして、食器洗いなどの片付けまで任せることで、子どもの自立や自主性を育てることにもつながります。最後に、よかったポイントや、改善できるポイントを話し合ってきちんとまとめることができれば、学校の自由研究にもなるかもしれません。ぜひ挑戦してみましょう。

料理をする子ども出典:stock.adobe.com

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まとめ

長い夏休み、食費を上手に節約しながら、子どもたちと楽しく過ごしたいですよね。食費の節約は、やはり自炊が基本となります。今回ご紹介した3つの方法を参考にしながら、自分たちが取り入れられるものはないか、検討してみましょう。

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著者

下中英恵

下中英恵

東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています。

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