夏シーズンの食費をチェック
まずは、昨年の家計調査から、夏にかかる食費についてチェックしていきましょう。2024年の家計調査(家計収支編二人以上の世帯月次)を見てみると、夏のシーズンの毎月の食費は以下の通りとなっています。
<2024年の1ヶ月の食費>
- 6月:85,657円
- 7月:88,548円
- 8月:96,744円
- 9月:87,688円
最も食費が高いのは、8月で約9万7000円です。ほぼ10万円かかっていることになります。夏休み前の6月と比べると、1万円以上アップしているので、やはり、夏休み真っ只中の8月は食費が高くなる傾向が見られました。
食費を節約する方法3選
では、具体的に、食費を節約するポイントを見ていきましょう。今回ご紹介するのは、特に、夏休みでお子さんの在宅時間が長いご家庭では、おすすめできる節約方法です。
1. 大量に作って作り置き・保存できるメニューにする
まずは、おすすめなのは、作り置きメニューです。大容量で安売りされているお肉や、野菜などを活用して、大量に作っておくと、食品にかかるお金を節約することができます。まとめて作るので、光熱費や、洗い物に使う水の量なども節約できます。特に、夏休みはお子さんの在宅時間が長いので、すぐに「お腹がすいた」「ごはんまだ?」と言われたりすることも多いでしょう。カレー、シチュー、スープ、ラタトゥイユなど作り置きメニューは、温めるだけなので、時短にもつながります。
2.デザートやおやつも自炊する
お子さんと一緒に、かき氷や手作りシャーベット、アイス、ゼリーなどを手作りしてみるのもおすすめです。毎日暑い日が続くので、子どもたちも冷たいおやつを食べたがることが多いでしょう。そこで、一緒にデザートやおやつ作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。猛暑日が続き、なかなか外に遊びに行けません。親子で一緒に台所に立って料理をすれば、家族の楽しい経験にもつながります。
3. 予算を決めて、子どもにランチを作ってもらう
さらに、お子さんに買い物から料理、片付けまで、すべてのランチづくりを任せてみるという方法もあります。メニューを決めて、それに沿った買い物をする、料理の手順を考える、盛り付けを工夫する、そして、食器洗いなどの片付けまで任せることで、子どもの自立や自主性を育てることにもつながります。最後に、よかったポイントや、改善できるポイントを話し合ってきちんとまとめることができれば、学校の自由研究にもなるかもしれません。ぜひ挑戦してみましょう。
まとめ
長い夏休み、食費を上手に節約しながら、子どもたちと楽しく過ごしたいですよね。食費の節約は、やはり自炊が基本となります。今回ご紹介した3つの方法を参考にしながら、自分たちが取り入れられるものはないか、検討してみましょう。