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日々節約しているのに…。「貯金が増えない人」の意外な原因3つ

働く・学ぶ

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2025.07.01

日々節約に励んでいても、なかなかお金が貯まらないという人はいませんか? 実は、意外なものが家計を圧迫している可能性があります。今回は、貯金が増えない原因となる、意外なモノ3つをご紹介します。

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特集:40歳から知っておきたい「お金の知識」

その保険、本当に必要?

家計の負担となる可能性があるもの、一つ目は「保険」です。万が一に備えて、民間の医療保険に加入している方も多いと思いますが、毎月支払う保険料は固定費となり、大きな出費です。また、加入している保険の数が多ければ多いほど、保険料の負担が増えます。その保険が本当に必要なのかどうか検討してみましょう。

保険イメージ出典:stock.adobe.com

実際のところ、民間の保険に加入していなくても、万が一の時に利用できる国の制度があります。例えば、高額療養費制度です。事故によるケガで長期通院が必要になったり、ガンで入院や手術を行った場合、医療費が心配で保険に加入している人は多いでしょう。しかし、国の高額療養費制度を活用すれば、医療費の自己負担額を大幅に減らすことが可能です。

まだ子どもが小さい家庭、シングルマザーや夫のみが働いている家庭などは、最低限の保障がついた保険に加入すると安心ですが、夫婦共働き家庭や、子どもが高校生などある程度大きくなったご家庭では、無駄な保険に加入していないか、確認してみましょう。

車は家計にとって大きな出費

次にご紹介するのは「車」です。車は、購入費用の他に、駐車場代、ガソリン代、保険代、税金、洗車などのメンテナス費用、車検代など、多くのお金がかかります。住んでいる場所によっては、車は生活の必需品となりますが、都会で公共交通機関が発達している場所や、自転車などで代用ができる場合、車は手放した方が経済的です。

車の購入イメージ出典:stock.adobe.com

また、子どもが小さいうちは送迎等でよく利用していた家庭でも、子どもが巣立ち、車をあまり利用しなくなったケースもあるでしょう。必要な場合のみ、レンタカーやカーシェアを活用するなどを検討し、車を手放すことも検討してみましょう。

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不必要なサブスクは今すぐ解約

最後にご紹介するのは、「サブスク」の整理です。サブスクとは、サブスクリプションの略で、毎月一定額を支払いサービスを利用できるものを言います。動画の配信サイトや、ゲーム、音楽などのサブスクを活用している人も多いでしょう。

動画のサブスクイメージ出典:stock.adobe.com

初月は無料などでサブスクを契約し、その後お金を払い続けているケースはありませんか。また、以前はよく利用していた動画配信サイトも、時間がなくて映画などを見なくなり、使っていない人もいるかもしれません。サブスクのお金は固定費となります。家計の負担となるので、不必要なサブスクは、解約しましょう。

まとめ

日々節約を心がけているのに、なかなか貯金ができないという場合、意外な固定費を払い続けているかもしれません。今回ご紹介した内容を参考にしながら、自分たちも固定費で無駄使いをしていないか、もう一度確認してみましょう。

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著者

下中英恵

下中英恵

東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています。

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