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【40代から1,000万円越え】年代別「世帯の平均貯蓄額」を大公開!

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2024.07.31

日々節約や家計管理に励んでいると、我が家の貯蓄は、他の家庭に比べて多いのか少ないのか気になったことはありませんか。今回は、最新の家計調査から、年代別の平均貯蓄を紹介します。自分の家計と比較してみましょう。

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特集:40歳から知っておきたい「お金の知識」

年代別の平均貯蓄額をチェック

貯金出典:stock.adobe.com

まずは、年代別の平均貯蓄額を見ていきます。2023年の家計調査(貯蓄・負債編)によると、2人以上世帯の世帯主の年齢階級別に見た平均貯蓄額は、以下の通りとなっています。

<2人以上世帯の世帯主の年齢階級別平均貯蓄額>
~29歳  :442万円
30~39歳:825万円
40~49歳:1,208万円
50~59歳:1,705万円
60~69歳:2,432万円
70歳~  :2,503万円
※貯蓄額は、世帯主だけでなく世帯の合計額です。

全世帯の平均貯蓄額は、1,904万円となっています。年代別に見ると、年齢が高くなるにつれて貯蓄額が高くなる傾向が見られました。60代になると平均貯蓄額は2,000万円を超え、各家庭で老後を意識した資産形成を行っていると考えられます。

また、年代別に貯蓄の増え方を見ていくと、20代から30代にかけて、貯蓄は2倍近く増えます。また50代から60代にかけても、貯蓄は約700万円もアップします。

右肩上がりのグラフ出典:stock.adobe.com

20代や30代など、現在貯蓄が少なくて悩んでいる家庭もあるかもしれません。しかし、年齢や仕事での経験を重ねて、年収が増えていけば、貯蓄も大きく増やすことができます。年齢が高くなれな、貯蓄も貯まるという傾向を覚えて起き、コツコツと時間をかけて増やしていくことを目標としましょう。

貯蓄を成功させる3つのポイント

では、具体的にどのようにしたら貯蓄は増えるのでしょうか。実は、若い世代も高齢世代も、貯蓄を成功させるためのポイントは同じです。貯蓄の方法に年齢は関係ありません。自分たちの貯蓄方法は正しいか、確認していきましょう。

    1.毎月の収支を明確に

    家計簿出典:stock.adobe.com

    貯蓄をするためには、まず毎月の収支を把握する必要があります。収入と支出から、「毎月これくらいは貯蓄できるはず」という目標金額を決めましょう。

    2.先取り貯蓄をする

    先取り貯蓄出典:stock.adobe.com

    毎月の貯蓄目標を達成するためには、先取り貯蓄を行うのが良いでしょう。お給与などの収入が入った段階で、先に貯蓄分を別の口座に移してしまいます。毎月の生活は、残ったお金でやりくりをします。先に貯蓄分を移してしまうので、「ついお金を使ってしまった」という失敗をせずにすみますね。銀行のサービスを使ったり、会社の財形貯蓄の制度も活用すると便利です。

    3.資産運用を行う

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    お金を少しでも増やしていくために、資産運用にチャレンジすることも大切です。銀行の普通預金にお金を置いておいても、お金は増えません。そこで、比較的リスクが少ないと言われている商品に長期的に投資することで、ゆっくりとお金を増やしていける可能性があります。NISAと呼ばれる、非課税で投資ができるお得な制度を利用すると良いでしょう。

    どの年代の方も、この3つのポイントを守って貯蓄に励んでくださいね。

    まとめ

    自分の貯蓄額と、同じ世代の平均貯蓄額を比較すると、自分の家計を客観的に分析することができますね。今まで思うように貯蓄ができていなかった家庭では、今回ご紹介した貯蓄のポイントを参考にしながら、しっかりとお金が貯まる仕組みづくりを行いましょう。

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    著者

    下中英恵

    下中英恵

    東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています。

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