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わが家は食費がかかりすぎ?「食費」にお金を使いすぎる人の“NG行動10選”

働く・学ぶ

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2025.09.02

毎月頑張っているけれど、なかなか食費を減らすことができないという人はいませんか? 特に、日本人家庭の平均食費を大きくオーバーしている場合は、きちんとお金を管理できていない可能性があります。今回は、食費にお金を使いすぎる人のNG行動をご紹介します。

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毎月かかる平均食費額は?

まずは、日本の平均食費をチェックしていきましょう。家計調査では、四半期毎に家庭の収支が公開されています。2025年4~6月期において、2人以上世帯における1ヶ月の食費は、平均87,125円となっています。

お子さんがいるご家庭では、この平均値よりも高くなっているかもしれません。しかし、例えば小学生のお子さんが2人いる家庭でも、1ヶ月の食費は10万円くらいに抑えたいところです。

平均食費を大幅にオーバーしている家庭では、食費の管理方法に問題がある可能性があります。

食費イメージ出典:stock.adobe.com

食費にお金を使いすぎるNG行動

では、食費にお金を使いすぎてしまう方のNG行動をチェックしていきましょう。みなさんにも当てはまる項目はありませんか。

  1. そもそも毎月いくら食費に使っているのか把握していない
  2. 1ヶ月の食費予算を決めていない
  3. 食事のメニューを全く決めず、いつもスーパーで行き当たりばったりの買い物をする
  4. スーパーに行くのが面倒で、コンビニで食材やお惣菜を購入することがある
  5. カフェで買うコーヒーや自動販売機で買う飲み物は食費にカウントしていない
  6. 冷蔵庫に残っている食材を把握していない
  7. 野菜や肉を使い切れず、腐らせてしまったことがある
  8. 米の価格高騰や、備蓄米流通など、経済ニュースをチェックしていない
  9. SNSが好き。SNSを見ていると人が手作りしているメニューを真似したり、外食したくなる
  10. 食費が予算を超えてしまっても、「まぁしょうがないか」とあまり反省していない

買い物イメージ出典:stock.adobe.com

食費を上手に管理するための最大のポイントは、現状の把握と予算決めです。毎月いくらくらい食費に使っているのか、そして今月はいくら以内に食費を押さえたらよいのか、PLAN DO SEEをしっかり確認しておけば、食費の無駄使いは大幅に改善することができます。

毎月の予算が決まっていれば、スーパーで行き当たりばったり買い物をしたり、割高なコンビニを多用することも防ぐことができるでしょう。計画的な買い物を行うためには、冷蔵庫に残っている食材を把握することも大切です。

そして、食費の節約を目指すには、経済ニュースにも目を通すようにしましょう。最近では、物価の上昇に伴い、米の価格が上がった一方で、安く手に入る備蓄米の流通が行われています。ニュースに詳しくなれば、安くてよい商品をどこで買うことができるのか、把握することができますね。経済ニュースの情報通になることは、食費節約では大切なポイントとなります。

さらに、SNSの影響を受けて、節約が上手にできていないという方もいるようです。インスタグラムやTikTokには、様々な方の食卓や料理動画が溢れています。おしゃれな投稿を見て、「自分もこんな風に料理をしたい」「映える食事風景を撮ってみたい」「おしゃれな外食をしたい」と考えるかもしれません。

SNSをする主婦出典:stock.adobe.com

しかし、これらのおしゃれな投稿のマネをしようとすると、普段よりもお金がかかってしまうケースがあります。あまり使わない食材や調味料を揃えたり、お皿やカトラリーにこだわってみたりと、出費が増えてしまう罠があふれているのです。SNSとは適度な距離をとり、流行りに流されない、いつものシンプルな食卓を心がける方が、食費は節約できるでしょう。

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まとめ

食費を抑えるためには、日々の行動を少し変えることが大切です。今回ご紹介したNG行動に心当たりがある場合は、できるポイントからぜひ改善していきましょう。

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著者

下中英恵

下中英恵

東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています。

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