毎月かかる平均食費額は?
まずは、日本の平均食費をチェックしていきましょう。家計調査では、四半期毎に家庭の収支が公開されています。2025年4~6月期において、2人以上世帯における1ヶ月の食費は、平均87,125円となっています。
お子さんがいるご家庭では、この平均値よりも高くなっているかもしれません。しかし、例えば小学生のお子さんが2人いる家庭でも、1ヶ月の食費は10万円くらいに抑えたいところです。
平均食費を大幅にオーバーしている家庭では、食費の管理方法に問題がある可能性があります。
食費にお金を使いすぎるNG行動
では、食費にお金を使いすぎてしまう方のNG行動をチェックしていきましょう。みなさんにも当てはまる項目はありませんか。
- そもそも毎月いくら食費に使っているのか把握していない
- 1ヶ月の食費予算を決めていない
- 食事のメニューを全く決めず、いつもスーパーで行き当たりばったりの買い物をする
- スーパーに行くのが面倒で、コンビニで食材やお惣菜を購入することがある
- カフェで買うコーヒーや自動販売機で買う飲み物は食費にカウントしていない
- 冷蔵庫に残っている食材を把握していない
- 野菜や肉を使い切れず、腐らせてしまったことがある
- 米の価格高騰や、備蓄米流通など、経済ニュースをチェックしていない
- SNSが好き。SNSを見ていると人が手作りしているメニューを真似したり、外食したくなる
- 食費が予算を超えてしまっても、「まぁしょうがないか」とあまり反省していない
食費を上手に管理するための最大のポイントは、現状の把握と予算決めです。毎月いくらくらい食費に使っているのか、そして今月はいくら以内に食費を押さえたらよいのか、PLAN DO SEEをしっかり確認しておけば、食費の無駄使いは大幅に改善することができます。
毎月の予算が決まっていれば、スーパーで行き当たりばったり買い物をしたり、割高なコンビニを多用することも防ぐことができるでしょう。計画的な買い物を行うためには、冷蔵庫に残っている食材を把握することも大切です。
そして、食費の節約を目指すには、経済ニュースにも目を通すようにしましょう。最近では、物価の上昇に伴い、米の価格が上がった一方で、安く手に入る備蓄米の流通が行われています。ニュースに詳しくなれば、安くてよい商品をどこで買うことができるのか、把握することができますね。経済ニュースの情報通になることは、食費節約では大切なポイントとなります。
さらに、SNSの影響を受けて、節約が上手にできていないという方もいるようです。インスタグラムやTikTokには、様々な方の食卓や料理動画が溢れています。おしゃれな投稿を見て、「自分もこんな風に料理をしたい」「映える食事風景を撮ってみたい」「おしゃれな外食をしたい」と考えるかもしれません。
しかし、これらのおしゃれな投稿のマネをしようとすると、普段よりもお金がかかってしまうケースがあります。あまり使わない食材や調味料を揃えたり、お皿やカトラリーにこだわってみたりと、出費が増えてしまう罠があふれているのです。SNSとは適度な距離をとり、流行りに流されない、いつものシンプルな食卓を心がける方が、食費は節約できるでしょう。
まとめ
食費を抑えるためには、日々の行動を少し変えることが大切です。今回ご紹介したNG行動に心当たりがある場合は、できるポイントからぜひ改善していきましょう。