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「夏の光熱費」節約しすぎると危険!“健康第一”に過ごす方法【過度なクーラーの節約は逆効果】

働く・学ぶ

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2025.08.04

今年の夏も、毎日猛暑日が続いています。一日中クーラーをつけっぱなしにしていると、光熱費が心配になりますよね。シャワーを浴びる回数が増えたり、子どもたちのために、家でベランダプールや水遊びをしている場合、水道費も気になります。今回は、夏の水道光熱費についてご紹介します。

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6~9月の水道光熱費をチェック!

まずは、日本の家計調査から、昨年の夏の水道光熱費をチェックしていきましょう。2024年の家計調査(家計収支編二人以上の世帯月次)を見てみると、毎月の光熱・水道費は以下の通りとなっています。

光熱費イメージ出典:stock.adobe.com

<2024年の1ヶ月の光熱・水道費>

  • 6月:19,439円
  • 7月:19,289円
  • 8月:20,888円
  • 9月:22,273円

昨年、夏のシーズンで、水道光熱費が最も高いのは、9月でした。金額は約2万2000円です。確かに、家計にとっては無視できない負担額です。しかし、実は、一番高くなる9月と、6月7月と比較すると、月に水道光熱費が3000円アップしただけです。ほぼ毎日クーラーを使っていても、増加額があまり高くないことに驚く方もいるかもしれません。

過度なクーラーの節約は逆効果!

光熱費を気にして、クーラーを使用せずに我慢すると、熱中症など体調を崩す危険があります。

もしも、熱中症になっていしまうと、仕事などを休まなければならず、大切な有給休暇を消費してしまったり、働けない分収入が減ってしまうかもしれません。さらに重症の場合は、通院する必要があったり、点滴を受けなければならず医療費がかかってしまうでしょう。

つまり、クーラーの過度な節約は、体調を崩すだけではなく、逆に収入が減ったり支出が増えて、家計にとっても大きな打撃を与える可能性があります。

室内で暑がる女性出典:stock.adobe.com

実際のところ、最も水道光熱費が高い9月でも、3000円アップするだけです。適切な温度でクーラーを使用して、体調管理に努めた方が、元気に毎日過ごすことができ、お金の無駄使いを減らすことができます。

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冷感グッズをチェック

家で過ごす場合、クーラーの設定温度を少し上げて、光熱費を節約したいと考えている人もいるでしょう。そんな方におすすめな、冷感グッズを見ていきましょう。

気軽に使える商品としては、扇風機、氷枕、氷嚢、ハンディ扇風機、ネッククーラーなどがおすすめです。暑さを感じやすい、頭や首を冷やすことで、クーラーの温度を28度に設定しても、比較的快適に過ごすことができます。

ネッククーラー出典:stock.adobe.com

これらの冷感グッズは、繰り返し使用することができます。毎年利用すれば、より経済的です。100円ショップなどでも販売されているので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は、夏の水道光熱費についてご紹介しました。家計調査の金額から、夏のシーズンでも、そこまで水道光熱費が高くなっていないことに驚いた方もいるかもしれません。連日の猛暑日を乗り切るためには、まず健康第一で過ごすことが大切です。今回ご紹介した内容を参考にしながら、適切な温度でクーラーを使用し、冷感グッズを活用しながら、暑い夏を元気に過ごしていきましょう。

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著者

下中英恵

下中英恵

東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています。

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