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【最新統計】食費や光熱費の平均支出額公開!40代世帯のリアルとは?

働く・学ぶ

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2024.11.24

近年、日本では大幅な物価高が問題となっています。実際のところ、40代世帯は毎月どのくらいお金を使っているのでしょうか。食費や水道光熱費など、私たちが気になる費目について、最新の統計をチェックしていきましょう。

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特集:40歳から知っておきたい「お金の知識」

40代世帯の毎月の支出額

まずは、最新の家計調査をチェックしていきます。今回は、2023年8月に公開された「世帯人員・世帯主の年齢階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出(二人以上の世帯)」という家計調査を参考にしています。

家族で支出を話し合う出典:stock.adobe.com

40代世帯の毎月の消費支出(二人以上の世帯)

世帯主の年齢が40~49歳における毎月の消費支出額は、323,660円となっています。なお、全年代の平均消費支出額は、293,997円です。40代世帯は、全体平均よりも、毎月の支出額が、全平均よりも多い傾向が見られました。

40代世帯の毎月の主な支出(二人以上の世帯)

さらに、費目別に40代世帯の家計を見ていきます。みなさんが気になる、家計の主な費目の毎月の支出額は、以下の通りとなっています。

  • 食費:87,713円
  • 住居:16,662円
  • 光熱・水道:23,225円
  • 被服及び履物:12,870円
  • 保健・医療:11,789円
  • 交通・通信:49,596円
  • 教育:24,688円
  • 教養娯楽:34,867円

この家計調査の住居費は、家賃を払っていない人も含まれていないためこのような額になっています。また、住宅ローンの返済費は消費支出ではないため含まれておらず、実際にみなさんが毎月負担している住居に関わる支出の方が、統計結果よりも高いケースが多いでしょう。

支出イメージ出典:stock.adobe.com

調査結果と自分の家計と比較してみると、自分たちの家計を客観的に分析することができますね。

節約できる費目はどこ?

家計で節約を行う場合、主婦の方は、ついつい毎日の買い物で使う「食費」の節約に目が行きがちです。しかし、食費の節約は、金額としてはあまり大きくならないことが多いので、節約効果は高くありません。大きく家計を改善したいという場合は、毎月必ずお金を支払う「固定費」に注目してみましょう。

固定費とは、家賃やローンなど住居にかかる費用や、スマートフォンやインターネットの毎月の基本使用料、光熱費や水道費の基本使用料、毎月の保険料などです。この固定費を減らすことができると、毎月自動的に必ず節約ができるので、効率的だと言えます。

固定費出典:stock.adobe.com

例えば、スマートフォンやインターネットの基本使用料は、比較的簡単に節約できる費目です。格安SIMカードに変更する、スマートフォンとインターネットの契約会社を同じにして割引を受ける、毎月の支払いをクレジットカードにしてポイントを貯めるなど、節約できないか検討してみましょう。

さらに、電力会社やガス会社を変更することで、光熱費等を減らすことができる可能性があります。インターネット契約もそろえると、割引を受けられたり、ポイントがもらえるケースもあるようです。

若い頃のに契約した保険契約を見直すというのも効果的です。家族構成の変化などにより、保険の契約内容を見直して、無駄な保険料を支払っていないか、チェックしてみましょう。

まとめ

毎月、家計管理に励んでいるけれど、自分たちはお金を使いすぎているのか、それとも上手に節約ができているのか、よく分からないという方もいるかもしれません。今回ご紹介した40代の平均の支出額を参考にすると、自分たちの家計と比較することができますね。平均よりも多い費目がある場合は、少しでも節約する方法はないか、検討してみましょう。

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著者

下中英恵

下中英恵

東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています。

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