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「子どもの中学受験」を考えている人へ。上手に“教育費”を管理するポイント【お金のプロが解説】

お金・学ぶ

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2026.03.20

お子さんが小学生の場合、中学受験を検討しているご家庭もあるでしょう。中学受験にかかるお金を節約したい場合、どのようにしたらよいのでしょうか。今回は、上手に教育費を管理するポイントをご紹介します。

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中学受験にかかる費用

まずは、中学受験にかかるお金をチェックしていきましょう。一般的に、中学受験にかかる費用は、塾代、教材費、受験費用、受験後の入学金等の支払いです。

この中で、最もお金がかかるのが、塾代です。小学4年生から6年生まで、SAPIXや早稲田アカデミー、日能研や四谷大塚などの大手塾に通うと、教材費を含め3年間で約200~300万円かかると言われています。

そして、私立中学を受験する場合、1回の受験につき2~3万円の受験料がかかります。最近では、1日に午前と午後の2校を受けるケースもあるため、5校受験すると10万円以上かかることもあります。

教育費イメージ出典:stock.adobe.com

さらに、めでたく合格した場合は、中学校に入学金を支払う必要があります。先に受かった学校にお金を振り込み、その後第一志望校などに受かった場合、最初に支払った入学金は原則として返金されないケースが多いです。入学金は20~30万円くらいが一般的なので、念のため50万円くらいは予算として見積もっておく必要があります。

以上をふまえると、中学受験に必要な総費用は、少なくても200万円、多いと350万円以上かかると考えておきましょう。
※塾の費用は選択するコース、季節講習の参加コマ数、模試受験回数、個別指導の有無等によって大幅に変動します。また、受験料・入学金の相場は地域や学校によって異なります。

教育費を節約するポイント

中学受験にかかる費用を節約するには、いくつかの方法があります。家計や、お子さんの勉強状況、志望校などを考えなら、マネープランを計画してみましょう。

  • 通塾開始時期を検討する
  • 塾費用を比較して、塾を選ぶ
  • 必要な模試や講座を厳選する
  • 受験校を絞る(受験料を節約できるケースがある)

中学受験では、最も費用がかかる塾代を上手に節約するのがポイントです。最近では、小学1年生から塾に通うお子さんもいますが、中学受験に向けた本格的な授業が始まるのは、4年生頃からです。小学1~3年生は、無理に塾に通わず、自宅学習でも基礎力を養うことも可能です。

また、塾選びも重要なポイントです。一般的に、大手の塾よりも、小規模塾の方が費用は安くなる傾向があります。4年生のうちは小規模塾で基礎を固め、5年生から大手塾に転塾するなどの方法をとることで、お金を節約しながらも、学力を身に付けていくこともできるでしょう。さらに、自立したお子さんの場合、塾の教材を購入して、通信教育や家庭教師を利用しながら、自分で受験勉強をすすめることもできるかもしれません。

塾で勉強する女の子出典:stock.adobe.com

確かに、中学受験は、大手の塾に入って、合格を目指すのが一般的です。しかし、大手の塾に入らないと、合格できないということではありません。家計の状況や、お子さんに性格を見極めながら、塾や勉強方法を検討しましょう。

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中学受験のその先もお金がかかる

中学受験を終えて、私立の中学に進学した場合、公立に比べて学費がかかります。さらに、私立の中学に通っていた子は、その後、私立高校、大学とさらに教育費がかかる可能性が高いでしょう。

見切り発車で、中学受験に挑戦してしまうと、将来的に教育費が払えなくなってしまったり、自分たちの老後の資金が全く貯金できなくなってしまうリスクがあります。そのため、お子さんを大学まで卒業させるには、いくらかかるのか、ざっくりとした見積もりをたてて、どこでお金をかけてあげるのか検討しておくことが大切です。家族で上手に節約をしながら、お子さんが大きく成長できる学校選びをしていきましょう。

女子高校生出典:stock.adobe.com

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著者

下中英恵

下中英恵

東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています。

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